デコスドライ工法のご案内
断熱材の種類は豊富。グラスウール、ロックウール、ポリスチレン、ウレタン、羊毛、そして、本サイトで紹介している、セルロースファイバー(デコスファイバー)など、多岐にわたります。
それぞれ同等性能の断熱材で、設計性能は同じでも、施工技術がともなわなければ、壁内に結露が生じ、それが原因となって腐敗が進み、ひいては建物の寿命につながります。
効果的な断熱施工には、それぞれの断熱材にあった施工方法が欠かせません。
セルロースファイバーであるデコスファイバーは、その性能を活かす「デコスドライ工法」という「乾式吹き込み工法」によって性能を最大限に発揮できます。
デコスドライ工法は、柱などに通気性のあるポリエステル不織布を張ったうえで、デコスファイバーを壁体内へ送り込む「乾式吹き込み工法」を採用。手の届かない隅の部分への充填も可能で、水や接着剤などは一切使用せず、施工密度を高めています。この工法により、断熱欠損の隙間から生じる熱損失や結露被害を防いでいます。
施⼯においては、専⾨性と⾼い施⼯精度の確保が不可⽋となります。施工は、デコスドライ工法の認定資格を持つ断熱施工技術者が、責任をもって施工することで、設計通りの断熱性能を実現しています。
チェックポイント
- 専門の技術認定を受けた作業員のみが施工を行うチェックポイント
- 他の断熱材と比較し、施工密度が高い
- 隙間の生じにくい乾式吹き込み工法
デコスドライ工法の構造(外壁の場合)
外壁側に耐力面材、内壁側にデコスシートを施工し、内壁側からセルロースファイバーを隙間なく吹込んでゆきます。吹込み後は、内壁側に石膏ボードを貼付けます。
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- デコスシート施工
- マスクと同じ材質の通気シートを弛みなく張る
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- 壁断熱(施工密度55kg/㎡)
- 柱の厚みいっぱいにブローイング
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- 屋根断熱(施工密度55kg/㎡)
- 通気層を確保、屋根垂木や母屋間にブローイング
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- 天井断熱(施工密度25kg/㎡)
- 天井上に厚み160mm以上で吹きこぼし
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- 1F床シート施工
- 経年脱落防止桟木を設置、大引や根太の上下に通気シートを施工
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- 1F床断熱(施工密度55kg/㎡)
- 大引や根太間にブローイング
私たちは断熱工事専門の職人集団です。全国各地の中古住宅やマンションの断熱リノベ、新築戸建ての断熱施工を行っております。
船舶の防断熱工事で培ってきた20年の知識と経験、技術を活かした高い断熱技術で、皆様のご期待にお答えします。ただ施工するだけでなく、これからのSDGs時代に応じた取り組みも推進してまいります。
技術に関することはもちろん、不安なこと、ケースによるご相談など、お気軽にご相談ください。